千代田町税務行政の基本方針について

千代田町税務行政の基本方針

令和５年４月１日制定

　町税は、千代田町が福祉、教育、道路や都市整備、健康や環境、災害対策など、安心・安全で豊かな暮らしや住みよい町づくりのために使われる重要な自主財源です。
　税務職員は、町行政職員としての幅広い視野を持ちながら、こうした町づくりを行うための財源を確保するという重要な使命を担っていることを自覚し、町民の負託に応え、町税の安定的な確保に努める必要があります。
　この使命を確実に果すためには、地方税法や千代田町税条例等に基づき、税の基本原則である「公平」、「明確」、「便宜」、「徴収経費最小」を踏まえた税務事務の執行に努めることにより、町民の信頼と協力を得ることが必要不可欠であると考えております。
　つきましては、千代田町税務職員は、次の事項を税務行政の基本方針として掲げ、使命への情熱と誇りを持って税務行政の推進に努めてまいります。

第１　適正・公平な課税と収納率の向上

　地方税法、町税条例など税務関係法令を遵守のうえ、適正な申告指導や課税客体の把握を行い、適正・公平な課税に努めるとともに、負担の公平性を基本とした徴収業務を行い、収納率の向上に努めます。

第２　信頼される税務行政の確立

1. 税の役割や必要性への理解が深まり、納税者の自発的な納税義務の履行が拡大するよう、町民への明確で分かりやすい説明や税情報の発信に努めます。
2. 地方公務員法や地方税法等に規定する守秘義務や個人情報保護法の目的に即して、職員に研修や様々な機会を通じて周知徹底を図り、最大限の注意を払いながら個人情報を適正に管理し、納税者の信頼確保に努めます。
3. 地方税法など税務関係法令や課税・徴収実務の研修を推進し、これにより習得した専門知識をもとに、町民の立場に立って説明責任を果たすことができる職員の育成に努めます。

第３　町民の利便性の向上

　迅速な窓口対応に徹するとともに、町民が少ない負担で申告・納税手続ができるよう申告手続などの電子化や納税環境の拡充をより一層推進し、将来を見据えながら町民の利便性の向上に努めます。

第４　効率的・効果的な業務執行体制の確立

　将来にわたって健全で持続可能な行財政運営を行うため、税務職員は、事務経費や町民が行う納税手続きなどの負担軽減につながるように、常にコスト意識を持ちながら、より一層効率的・効果的な業務推進の体制確立に努めます。