千代田町
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千代田町の文化財

利根の恵みとともに、先人たちが町に残した文化財や遺跡の数々。

文化財マップ(HP用).jpg
マップをクリックすると拡大図がご覧いただけます。(別ウィンドウで開きます。)

千代田町文化財一覧

1 銅五種鈴(どうごしゅれい)

国指定重要文化財 赤岩・光恩寺 平成19年6月8日指定

「銅五種鈴(どうごしゅれい)」は、鎌倉時代の作品と推定される高さ約20cmの銅製の鈴で、密教法具(みっきょうほうぐ)として使われる、宝珠鈴(ほうじゅれい)、宝塔鈴(ほうとうれい)、五鈷鈴(ごこれい)、三鈷鈴(さんこれい)、独鈷鈴(どっこれい)の五種類がまとまって残っている数少ない貴重な文化財です。

2 地蔵菩薩画像板碑(じぞうぼさつがぞういたび)

県指定重要文化財 赤岩・光恩寺 昭和52年9月20日指定

文永8年(1271年)の製作で、画像板碑としては最古に属するものです。俗に、弘法大師「爪引(つまび)き地蔵」の愛称で親しまれ、人々の信仰(しんこう)を集めてきました。当地方の歴史を考えるうえで欠くことのできない資料であり、鎌倉時代の石造美術品としても貴重なものです。

3 阿弥陀三尊像(あみだにょらいぞう)

県指定重要文化財 赤岩・光恩寺 昭和52年9月20日指定

阿弥陀如来(あみだにょらい)とその左右に脇侍(きょうじ)する観音(かんのん)・勢至(せいし)の両菩薩は、鎌倉時代初期の代表的作品で、豊麗な姿であらわされ、北関東において定朝(じょうちょう)様式を伝える阿弥陀如来像と、宋朝(そうちょう)風の脇侍は、貴重な三尊像です。

4 寳林寺黄檗宗彫像群(ほうりんじおうばくしゅうちょうぞうぐん)

4-1釈迦如来坐像.jpeg 4-2阿難尊者立像.jpeg 4-3迦葉尊者立像.jpeg 4-4緊那羅王菩薩.jpeg
4-6伽藍神像.jpeg 4-7達磨頭部.jpeg 4-5韋駄天立像.jpeg 4-8弥勒菩薩坐像.jpeg

県指定重要文化財 新福寺・寳林寺 令和4年3月18日指定

現在は寳林寺に伝わる8躯の彫像ですが、元々は館林市広済町(現 朝日町)に所在し、江戸幕府5代将軍徳川綱吉が館林藩主の時に創建された廣済寺(こうさいじ)に安置されていました。天和3年に館林城が廃城になるとともに廣済寺も廃寺となり、その際、寺の什宝(じゅうほう)が寳林寺に移されました。
いずれも、中国から来日した隠元隆琦(いんげんりゅうき)を開祖とする黄檗宗寺院で盛んに作られた像容を示し、その大半が運慶(うんけい)の流れを汲む京都・七条仏所(きょうと・しちじょうぶっしょ)の正統仏師である康祐(こうゆう)の作と推定されており、大本山(萬福寺)と同等の彫像群です。

5 仁王像(におうぞう)

町指定重要文化財 木崎・東光寺 昭和59年9月11日指定

松材製寄木造り、差し首、玉眼(水晶)嵌(かん)入の彩色(さいしき)像で、造像年代は17世紀後半から18世紀初期頃と推定されます。非凡な技法と独特の表現が各所に見られる優れた仁王像です。

6 寳林寺の梵鐘(ぼんしょう)

町指定重要文化財 新福寺・寳林寺 昭和63年1月30日指定

国の重要美術品とされた名鐘で、館林城主徳川綱吉の家老、黒田信濃守が館林の廣済寺に寄進したものです。館林城が廃城の際、同宗である寳林寺に本尊、什宝等とともに、この梵鐘が移されました。当地方の歴史を語る貴重なものです。

7 光恩寺の梵鐘(ぼんしょう)

町指定重要文化財 赤岩・光恩寺 昭和63年1月30日指定

寳林寺の梵鐘とともに、国の重要美術品とされた名鐘で、撞座(つきざ)に金剛界五仏(こんごうかいごぶつ)の種子を配し、乳の間には、梵字(ぼんじ)百字真言が見事に鋳出(ちゅうしゅつ)されています。
江戸時代、五代将軍綱吉治政下で、学問・文化の興隆等々清新の気風がみなぎった、いわゆる元禄文化の一端を知るうえで貴重なものです。

8 白衣観音図(びゃくいかんのんず)

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町指定重要文化財 新福寺・寳林寺 令和4年3月23日指定

館林・萬徳山廣済寺の潮音道海(ちょうおんどうかい)の墨書銘により、武蔵国・鮫橋にあった徳峯庵の加藤久右衛門が、延宝8年8月5日に廣済寺に喜捨したものと言われています。
それ以前の伝承については不明で、墨書銘では作者を「兆殿司(ちょうでんす)」すなはち東福寺の画僧吉山明兆(きっさみんちょう)の筆としているが、筆致は異なるが、14世紀前半から中葉頃の鎌倉時代の作です。

9 潮音禅師肖像画(ちょおんぜんじしょうぞうが)

9 潮音禅師肖像画.jpeg

町指定重要文化財 新福寺・寳林寺 令和4年3月23日指定

江戸時代前期に館林を中心に活躍した黄檗宗の高僧・潮音道海を描いた禅宗肖像画、いわゆる頂相(ちんそう)です。
斜め向きを主体とする中世臨済禅の頂相形式とは異なり、黄檗禅に特有の正面向きの形式をとっており、画面左下に捺された白文方印と朱文方印により、作は黄檗宗内で多くの肖像画制作に携わった喜多元規(きたげんき)であることが分かります。

10 寳生寺 槙(ほうしょうじ まき)

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町指定天然記念物 瀬戸井・寳生寺 令和4年3月23日指定

寳生寺の槙は、高さが約8m、目通り周が約2.65mで推定樹齢は平成30年の調査時点で500年(室町時代後期頃)とされるイヌマキです。
イヌマキは南関東以西の本州、四国、九州及び沖縄に分布するマキ科の常緑針葉樹で、海岸近くの山地に自生し、雌雄異株で5~6月に雌雄それぞれの花を葉の脇に咲かせます。

11 赤岩の川施餓鬼(あかいわのかわせがき)

11赤岩の川施餓鬼②.JPG

町指定民俗文化財 赤岩地内 令和4年3月23日指定

この川施餓鬼は、明治10年に赤岩に当時あったかぶと屋豆腐店で働いていた倉吉という男が、利根川に投網を打ちに行き水死したことにかぶと屋の主人が光恩寺の住職と相談して倉吉の霊を供養したことが始まりとされています。
現在でも、水難事故者の供養として毎年8月18日に町内の宗派の枠を超えた僧侶による読経と灯篭流しが行われ、「千代田の祭」と位置づけもされております。

12 光恩寺長屋門(荻野吟子生家長屋門) 国登録有形文 赤岩・光恩寺
13 光恩寺庫裡 国登録有形文 赤岩・光恩寺
14 光恩寺客殿 国登録有形文 赤岩・光恩寺
15 光恩寺石蔵 国登録有形文 赤岩・光恩寺
16 堂山古墳 指定外 赤岩・光恩寺
17 米山薬師古墳 指定外 赤岩・安楽寺
18 舞木城址 指定外 舞木16区
19 中島将監屋敷跡 指定外 舞木14区
20 赤井照光の墓 指定外 赤岩・光恩寺
21 初代紫峰庵夫雪の墓碑 指定外 上中森・授楽寺
22 弘安板碑 指定外 赤岩・観音堂
23 元応板碑 指定外 舞木・円福寺
24 建武板碑 指定外 舞木・大林寺
25 亀田鵬斎の碑 指定外 上五箇・愛宕神社
26 田山花袋の歌碑 指定外 赤岩・八幡神社
27 芭蕉句碑 指定外 萱野・白山神社
28 芭蕉句碑 指定外 上五箇・愛宕神社
29 亀田三先生の筆跡
 ・扁額「愛宕祠」鵬斎
 ・扁額「伊勢太々御神楽」綾瀬
 ・碑「夫雪翁誌碑」鶯谷
指定外 上五箇・愛宕神社
30 扁額「怚洛山」 指定外 瀬戸井・宝生寺
31 石造馬頭観音像 指定外 福島・金剛寺
32 赤岩の渡し 指定外 赤岩・1区
33 菩提樹 指定外 赤岩・光恩寺
34 扁額「不動尊」 指定外 下中森・宝珠寺

パンフレットダウンロード

千代田町の文化財(PDF/2.12MB)

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